熱中症の原因は、体温が上昇して体温調節機能のバランスが崩れ、体内に熱が溜まってしまうことです。体温が上昇した場合、人の体は適度な体温を維持するために、汗をかいたり皮膚温度を上昇させたりして熱を体外へと放出します。この機能が損なわれることで熱中症が生じます。

では、春にはどうして熱中症になるのでしょうか?

人は体温が上がると、汗をかくことによる気化熱や心拍数の上昇、また、皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がし体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。

しかし春はほとんどの方が体が暑さに慣れていない状態です。その為に体の熱をうまく外に逃がすことができず、「熱中症になる危険性」が高まります。

春でも暑いところで体調を崩されたら一度ご相談ください。

医療法人川上医院