新型コロナウイルスを不活化させるオゾン除菌脱臭器を内視鏡検査中の感染防止対策に導入しました。

空気清浄機とオゾン脱臭器による除菌・脱臭の違いについてご説明します。

空気清浄機は、空気中の微粒子など異物をフィルターによって除去することで空気を浄化します。そのため、浮遊しているものにしか効果はありません。また、フィルターを使って異物を吸着するため、年に1回程度、フィルター交換が必要です。一方、オゾン脱臭器による除菌・脱臭は、菌やにおい成分を酸化して空気を浄化します。浮遊している菌やウイルスや臭いだけでなく、よくさわる机やイス、ドアノブなどに付着している菌やウイルスも除菌・脱臭可能することができます。

【エアバスターの特徴】

①オゾンによる除菌・脱臭の特徴

⇨オゾンは空気中だけでなく、いすや机に付着している菌も除菌します。そのため、飛沫、接触感染症のリスクを軽減することが期待できます。

②においの元から脱臭が可能

⇨悪臭が発生する主な原因は菌の増殖です。空気清浄機とは異なり、オゾンには菌やにおい成分を除菌し、空気を浄化する作用があるため、悪臭の原因を抑制します。

③防カビ効果

⇨カビが出す胞子を酸化するため、カビの繁殖を抑制する効果が期待できます。

④虫の忌避効果
⇨害虫は、フェロモンや体臭・糞尿により安全に活動できる範囲を定めます。オゾンはこれらを酸化することで害虫にとって住みにくい環境をつくります。オゾンで殺虫を行うことはできません。

⑤花粉の抑制
⇨花粉の膜壁を破壊し、刺激となる部分を抑制することが確認されています。

ちなみにクオール株式会社と、公立大学法人奈良県立医科大学、一般社団法人MBTコンソーシアムとの共同研究において、オゾンガス曝露によって新型コロナウイルスが不活化されることが世界で初めて実証されたとのことです。
培養した新型コロナウイルスが入った気密ボックスの中で、一定濃度のオゾンを55分間連続でさらしたところ、感染力を持つウイルスの数が1万分の1程度にまで減り、感染力がほぼなくなったことが確認できたというデータが発表されたとのことです。

医療法人川上医院