骨の強度が低下して、骨がもろくなり折れやすくなる状態を骨粗鬆症といいます。骨がもろくなると、咳をしたりつまずいたりするだけで骨折してしまうこともあります。
骨折から寝たきりになってしまい、介護が必要になる人が多いのも現状です。骨粗鬆症は症状がないことが多いため、定期的に骨密度検査を受けるなど気にかける必要があります。
当院では、以前は簡易な検査機器を使用していましたが、現在は全身用X線骨密度測定装置を導入しています。
通常は大規模病院レベルで使うものですが、約3~5分以内で検査でき、骨折しやすい部位をより正確に測定できます。
骨粗しょう症は自覚症状を感じにくく、重症の骨折で初めて診断されることも多いため、早期に検査を受けることが大切です。女性ホルモンが減少してくる50歳以上の女性、男性でしたら60歳以上の方は検査をおすすめします。